「韓国強制併合100年」共同行動7・8月企画

「韓国強制併合100年」共同行動、日本・韓国における企画の案内
by nikkan2010
以前の記事
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
その他のジャンル
最新の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

2010.8.22 大会報告

大会報告




みなさまのご協力により一千名の参加を得ることができました。

 報告は浜松から参加の竹内さまの文を転載しました。

8.22「韓国強制併合100年日韓市民共同宣言日本大会」

 2010年8月22日、東京の豊島公会堂で「韓国強制併合100年日韓市民共同宣言日本大会」が「植民地主義の清算と平和な未来を」をテーマにもたれ、1000人が参加した。

 集会でははじめに日韓の共同代表である伊藤成彦さんと李離和さんが挨拶した。挨拶では伊藤さんは植民地支配の根幹である併合条約の強制の不法性が今も認知されていないという問題点をあげ、共同宣言の意義を語った。李さんは共同宣言をもとに植民地主義の清算に向けて地域間の市民運動をすすめ、その連帯の強化を呼びかけた。

d0183632_16432018.jpg


 基調講演は宋連玉さんと庵逧由香さんがおこなった。宋さんは、天皇制の存続を前提にしてアメリカとの従属的な同盟関係がもたれ、それに触れることなく韓国や在日との連帯が図られていた運動の問題点を示し、「慰安婦」と在日朝鮮人が右翼団体の標的になっているが、それは植民地主義を象徴する存在であるからであり、その解決は朝鮮半島の統一とともに脱植民地主義、脱冷戦の実現であると指摘した。

d0183632_16434750.jpg



 庵逧さんは「植民地主義の清算」が包括的な概念として打ち出されたことの意義を話し、日本自身が植民地支配を合法とし、脱植民地化を図ってこなかったことの責任を果たしていくことを呼びかけた。基調講演ののちに青年・学生の宣言が読まれ、植民地主義にNO!を突き付けないと植民地主義が再生産されていくとし、朝鮮人被害者の声をかき消そうとするあらゆる暴力に抗議し、植民地主義と決別し、新たな出会いをもとめることを宣言した。

 つぎに、植民地支配下での被害者の証言と現在の課題についての発言がおこなわれた。
性的奴隷とされた朴さんは語る。元山から拉致されて汽車で中国の密山に連行された。「慰安婦」にされ、抵抗すると短剣で体を突き刺された。解放後、父は二人の娘が「慰安所」に送られたことを悟り、苦痛と怒りのなかで亡くなった。捨てられた赤ん坊を拾い養子にして育てた。その子がいたから生きてこられた。日本政府は謝罪し賠償すべきであり、それなくしては目をつむることはできない。

 孔在洙さんは1941年12月に麻生の赤坂炭鉱に連行された。逃亡して捕まると殴打され、歩くことができなくなるほどの激しい拷問にあった。2回の逃亡に失敗し、人間以下の奴隷のような待遇を受けながら生きることしかできなかった。真実を明らかにしてほしい。

d0183632_9295632.jpg


 朴ノヨンさんは金浦のサハリン同胞会の会長である。サハリンに父が家族とともに連行され、68年ぶりに韓国に戻った。帰国しても住宅賃貸料支払い問題、未払いの賃金・貯金問題、療養院の建設、1世のみならず2世の永住帰国問題、2世の韓国訪問支援など様々な問題がある。日本政府は未払い賃金や貯金・債券を根拠にサハリン韓人同胞特別支援基金を設立すべきである。サハリンへの連行とその清算を求めて抗議集会が予定されている。

 西澤清さんは、東京での強制連行調査について報告した。祐天寺の朝鮮人遺骨の問題点、靖国への合祀問題と東京空襲の朝鮮人犠牲者の遺骨問題、八丈島調査などについて話し、謝罪と補償につながる調査をすすめたいと語った。

 高橋伸子さんは、関東大震災時の虐殺はジェノサイドであり、国連人権委員会に訴えていく予定であるとし、日本政府はあらたな調査をおこない、その国家責任を認め、謝罪すべきとした。



 崔善愛さんは在日の闘いをテーマに話した。1982年から88年の6年間押捺を拒否することで再入国不許可処分を受け、渡航の自由を奪われた。1986年再入国不許可のまま出国し、協定永住権を剥奪されるなど、指紋押捺を拒否することで植民地支配そのものを知ることができた。外国人登録を通じてみえたものは植民地時代の屈辱だった、植民地主義は続いている、朝鮮学校問題に植民地支配が埋め込まれていると語った。


 北川広和さんは日朝国交正常化の動きについて話した。具体的な取り組みとして、日朝国交交渉の再開、植民地支配への謝罪と補償、東北アジアの非核化、在日朝鮮人へのバッシングへの対抗、訪朝団による交流などをあげた。

 高さんは朝鮮中高級学校の生徒として、無償化から除外されることで、社会の冷たく厳しい風を直接この体と心に受けてきたことを語り、民族のことを学びたいということがなぜ悲しみの連鎖となるのか、朝鮮人としての自覚と熱い気持ちを持って最後まで闘い、苦しいことがあっても決して諦めないと決意を述べた。

 証言とアピールののちに、沢知恵さんのコンサートがもたれた。沢さんは「アメイジンググレイス」「こころ」「死んだ男の残したものは」「朝露」などを歌った。その歌声は植民地主義の長い夜から人間を解放する想いと共振するものだった。

 最後に「東アジア歴史・人権・平和宣言と行動計画」が読みあげられた。それは、2001年のダーバン会議での奴隷制と植民地支配の清算に向けての宣言をふまえつつ、日本の植民地主義を植民地支配だけではなく、今も続く差別と一体のものとして捉え、その克服をめざすものである。

d0183632_16441254.jpg



 日本政府への要求としては以下の事がらをあげている。
植民地化でのジェノサイドの真相究明、3・1運動弾圧の死傷者調査、関東大震災や独立運動などの治安弾圧での虐殺の真相調査と補償、強制連行や性奴隷の真相究明と補償、朝鮮人被爆者の調査と救済、国籍差別のない空襲被害者援護法の制定、サハリン残留の真相究明と補償、シベリア強制労働の謝罪と補償、BC級戦犯と遺族への補償、靖国教師合祀と取消と賠償、朝鮮人遺骨の返還、略奪文化財の返還、在日朝鮮人への差別・排外政策の撤廃、植民地支配の清算を前提としての日朝国交正常化、日の丸君が代強制拒否者の迫害の中止、独島を領土として教科書に記述する措置の中止、日朝史を正確に記した歴史教科書の編集発行、教員への迫害を中止し、共通の歴史教科書の作成を目指すこと。

 そして行動計画では、この宣言への賛同者を募り、議会での意見書の採択をすすめること、植民地支配真相究明法」を制定させ、政府の中に過去の清算のための課題に取り組む組織の設置を求めること、日韓の国際連帯を強化することなどをあげている。


d0183632_16443549.jpg
d0183632_1645162.jpg


画像提供 前田朗さん




共同通信(「東京新聞」が記事掲載)、朝日新聞、ハンギョレ新聞が記事にしました。

ボランティア翻訳サイトの「ハンギョレサランバン」当事者記事なので全文を貼り付けます。
 当該項目URL
http://blog.livedoor.jp/hangyoreh/archives/1249300.html

2010年08月23日
韓日市民団体 "植民支配糾明法 制定を"
原文入力:2010-08-22午後07:45:35(1209字)
東京で共同宣言大会 開催
日本政府に過去史 解決 要求
ソウルでは来る29日に開く予定

チョン・ナムグ記者

100年前、韓日併合条約が強制的に締結された22日、日本の市民団体らが日本政府に対し植民支配による問題を責任をもって速かに解決することを要求する一方、植民支配真相究明法の制定運動をはじめとする韓-日両国市民の共同行動計画を盛り込んだ宣言文を発表した。

韓国強制併合100年共同行動日本実行委員会はこの日、東京豊島公会堂で‘市民共同宣言大会’を開き、‘植民主義清算と平和実現のための韓日市民共同宣言’を発表した。15ヶ市民団体会員を中心に市民1000人余りとイ・イファ韓国側実行委員会共同代表などが参加したこの日の行事は、強制併合の歴史と現在をふり返る講演、慰安婦・強制徴用など植民支配被害者の証言に続き、宣言文を採択する順序で進行された。日本実行委員会は支持と共感を広めるため、共同宣言に対する署名運動をこの日から本格化することにした。

実行委員会は宣言文で「日本が軍事的脅迫下で締結した韓日議定書をはじめとする4種類の条約と韓日合併条約は不法・無効」と指摘した。共同代表の伊藤成彦中央大名誉教授は「最近、菅直人総理が謝罪すると明らかにしたが、併合条約の強制性と不法性を認めないならば虚言に過ぎない」と批判し、植民支配清算のための具体的な実践を要求した。

宣言文は日本政府に向かい3・1運動および関東大地震当時の虐殺、軍隊慰安婦動員と強制徴用、朝鮮人原爆被爆などに対し真相を明らかにし謝罪し賠償することを要求した。略奪文化財の返還と在日朝鮮人差別の是正、北韓との国交正常化なども要求した。独島問題を領土問題として教科書に記述することも中断せよと要求した。

両国市民団体らは政府が過去清算に努力することを要求する地方議会の意見書採択運動を行い、国会議員たちには被害者に謝り賠償する法を制定するよう要求することにした。植民支配の実状を記録として残すため、植民支配真相究明法制定運動を行い、民間次元でも共同調査報告書を作るために努力することにした。

日本の市民団体関係者たちが去る1月に結成した‘強制併合100年共同行動日本実行委員会’は鈴木裕子 日韓の女性と歴史を考える会々長、中原道子ネットジャパン代表、山田昭次関東大震災 朝鮮人虐殺真相究明市民連帯日本代表、姜徳相 在日韓国人歴史資料館長、宋富子 高麗博物館名誉館長が共同代表を受け持っている。市民共同宣言大会韓国行事は29日にソウルで開く予定だ。

東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr

原文:

http://www.hani.co.kr/arti/international/japan/436206.html

訳J.S


共同通信47ニュース
http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010082201000604.html

「植民地主義の清算を」日韓市民 都内で集会

 日本の植民地支配の問題について開かれた集会で、「日韓市民共同宣言」を読み上げる参加者=22日午後、東京都豊島区
 日韓併合条約調印から100年を迎えた22日、日本と韓国の市民グループが東京都内で集会を開き、日本の植民地支配による従軍慰安婦や強制労働などの問題について話し合い、日本政府に対し、被害者への謝罪や賠償を求めていくことなどを定めた「日韓市民共同宣言」を採択した。
 集会は日韓の市民でつくるネットワーク「強制併合100年共同行動」実行委員会が主催。日本側代表の伊藤成彦さんは、菅直人首相談話について「併合条約の不法、不当性を認めておらず、美しい言葉を並べたにすぎない」と指摘。日韓の市民が連携し、残された問題の解決を訴えていこうと呼び掛けた。
 韓国側代表のイ・イファさんも首相談話には「慰安婦や強制労働などへの言及がなく、問題はあいまいなまま残された」と指摘し「植民地主義の清算こそが東アジア共同体構築の近道だ」と訴えた。
2010/08/22 19:48 【共同通信】

「アサヒコム」サイトにアップ。
紙版23日朝刊にも掲載
http://www.asahi.com/international/update/0822/TKY201008220225.html

併合条約から100年
日韓市民千人が共同宣言採択
2010年8月22日21時59分
 韓国併合条約が結ばれてから100年となる22日、東京・池袋で日本と韓国の市民ら約千人が参加して大会が開かれ、植民地主義の清算と平和の実現を求める日韓市民共同宣言を採択した。
 実行委員会共同代表の伊藤成彦・中央大名誉教授が「植民地支配の完全な清算を目指し、日韓の市民が力を合わせよう」とあいさつ。日本軍の元慰安婦や日本の炭鉱に連行されたお年寄りらが来日し、当時の状況を証言した。
 共同宣言は、韓国併合条約について「対等な立場で自由意思により結ばれたものではなく、違法であり無効だ」としたうえで、アジア侵略の真相究明、強制労働、徴兵などの犠牲者や元慰安婦への謝罪と賠償、朝鮮の文化財の返還、朝鮮人の遺骨の返還などを日本政府に要求。日朝国交正常化にも取り組むよう求めた。今後、日韓の国会議員らにも宣言への理解を広げるよう活動していく。
[PR]

by nikkan2010 | 2010-08-24 16:45
<< 2010.8.29ソウル大会 植民地主義の淸算と平和実現のた... >>